Oracle Cloud Infrastructureの概要
Oracle Cloudは、IaaSだけでなくPaas, SaaSも提供する非常に包括的なクラウドサービスです。そのうち、SaaSの部分をOracle Applications, IaaSとPaaSの部分をOracle Cloud Infrastructure(OCI)と呼びます。
SaaS | ERP/EPM, SCM, HCM, CX, NetSuite, Industry Applications |
PaaS | Analytics, アプリケーション開発, データ管理, インテグレーション |
IaaS | コンピュータ, ネットワーク, ストレージ, ガバナンス, セキュリティ |
OCIのコンセプトとアーキテクチャと特徴
OCIは、従来オンプレミスで得られた「ミッションクリティカルなワークロードを安定的に、高いパフォーマンスで稼働できる」という長所と、「迅速なデプロイや従量課金によるコスト削減」というクラウドサービスの長所を同時に享受できますよう、設計されました。
可用性ドメイン(AD)
可用性ドメインは、一つ以上のデータセンターから構成されるリージョン内の独立したファシリティのことを指します。「可用性ドメインが1つのリージョンは同じ国か、地理的に近い地域にもう1つのリージョンを開設する」というポリシーがあります。
フォルト・ドメイン(FD)
フォルト・ドメインは、可用性ドメイン内のハードウェアやインフラのセットを指します。各可用性ドメインには必ず3つのフォルト・ドメインが存在します。1つのフォルト・ドメインでハードウェア障害が起きたり、ハードウェアのメンテナンスが行われたりした場合も、他のフォルト・ドメインのインスタンスには影響しません。
コンパートメント
OCIの独特な概念として、コンパートメントという「テナンシの内部を小さな部屋のように仕切る」仕組みが存在します。コンパートメント単位で作成できるリソースの上限(クォータ)や予算を設定できたりすることもできます。
OCIのリソースは必ず、いずれかのコンパートメントに所属させなくてはなりません。ただし、「リソースをどのコンパートメントに所属させるか」というのは純粋な論理的なものであり、リソース同士の関係性は気にせず自由に設定することができます。
OCIの料金体系
一般的なクラウドにおける従量課金モデルに相当するPay As You Go (PAYG- 後払い)と、年額モデルであるAnnual Universal Credit(先払い)という2つがあり、サービスの利用にあたりそのいずれかを選択することになります。
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